「元推し」のことをサクッと残酷に。
バイト中にふと懐かしい歌声が聞こえてきて思わずテレビのほうを向く。
13:50過ぎのひるおびエンディング。
左上のサイドテロップに彼、今回の記事の主人公である「元推し」の名前と初めて見た曲名が書いてあって涙が出そうになった。
彼が私のナンバーワンだったのは期間でいうと櫻井さんと手越さんの間ほんの1年もないと思う。ジャニーズパワー強し。
それでもしばらく、好きだった。お金が無くて現場どころかCDも買えなかったけど出演するテレビは可能な限り観たしブログも読み漁ってた。
彼を知ったのはイモトちゃんがMCだった「世界番付」でそこでオリラジ藤森くんに合いの手を入れられながら歌ったCOMPLEXのBE MY BABYがめっっっっっちゃくちゃ格好よかった。もちろん抜群に顔が良くて()お歌が上手い。
イモトちゃんが「のどじまん THE ワールド で優勝もしているんですよー!」なんて紹介してくれて次回放送から観始めた。
アメリカ出身だけど日本語が本気でペラッペラで日本語検定1級も持っている彼が書く素直で優しいブログの文章がとっても大好きで、好きなところをWordで打ち出して印刷し校外学習のお守りにしたりもした。
だったんだけど、やっとCDが買えるようになってせっかくだからとショッピングモールでのリリースイベントに参加したのを境にいつのまにか興味が薄れていた。
たぶん理由はこんな感じ。
まずファン層、きっと私みたいなのがいっぱいいるんだろうと思って行ってみたら「ここは氷川きよしのコンサートか??????」状態。率直に言うと おばちゃんばっっっっっっかり!!!!!!!(怒られる)
そしてもうひとつ CD購入特典の握手会に参加したとき、手と手が触れ合った瞬間静電気がバチっとなってしまって、そしたら彼「運命かな?」って言ったの。
「運命?」だったかも。
びっくりした。この一瞬でそんなセリフを思いつくの!?!?すき!!!!てんさい!!!!!と思った。
思った んだけど時間が経つにつれ、なんでスーパースターがはじめましてで明らかにキレイキレイじゃない愛を自分に向けてるクソガキ(私)にそんな言葉を………………って悩みだした。
これを金で買う私はなんなんだ、こんなん奴隷じゃないか ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
さらにそのとき買ったアルバムを家に帰って聴いてみて完全に手越祐也さん一筋になった。
日本語版英語版とあってもし2枚買えば2回握手だったけど、まあそんなお金1枚で限界なのであるわけもなく買ったのは日本語版。
ほぼ全ての曲が彼の作詞で、その歌詞は、とても、とっても、綺麗だった。
綺麗過ぎた。私には。
加藤シゲアキさんの作品たちがドンズバ好きなことからも御察しの通り捻くれて細かい細かい芸術性のある文章が好きだから、素直なんだけど悪く言うと単純でブログではあんなにも胸を打たれた彼のワードチョイスが物足りなく感じた。
それでも好き好きモードが突然消えるわけもないからしばらくはwalk-manで永遠リピートしたりもしたんだけど、気付いたら離れていってて。
やっと今、ひるおびきっかけに振り返ったらもう4,5年経ってる。
CDのリリース元も変わったらしい。ディスコグラフィーがサイトに見当たらない。
勝手に私が追わなくなったのに、知らないことだらけなことに寂しくなった。
やっぱり彼は素敵な人で、ちゃんと私の「元推し」で、でも「元」はまだ取れないな。
こんな軽い気持ちじゃいくら現場不足だからってライブ行っちゃ駄目だよな、とチケットぴあを閉じました。